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「古民家」・・というとどんなイメージをもたれるでしょうか?
黒光りする太い柱・・・、曲がり梁・・、土間・・・。
「古民家移築」なんて言葉があるように 東北地方などから
移築されている建物もあると聞きますし、実際に見学もしました。
でも、現代の居住スペースを考えた時に やはり少し間取りも
変わってきます。
以前の古い間取りを、そのまま使うのは少し無理があるのですね。
だから、柱に「欠き込み」があったりする建物も見られます。
じゃあ、新しく「古民家」造ってみよう!
そういう考えでプランしてみました。
柱は7寸角(21cm x 21cm)、
梁、桁、棟木は7寸x9寸(21cm x 27cm)
電気配線は 「碍子巻」(がいしまき)
漆喰の壁。
広い土間には「火」(薪ストーブ)と「水」(洗い場)を作り
靴のまま、踏み台に腰かけて 近所の方とおしゃべりしたり、
もらった野菜を冷やしたり・・。
そうそう、現地に大きな「上溝桜」(うわみずざくら)の木がありました。
何とか生かそうと考えましたが 思いのほか 根が広がっていて
将来、基礎にも影響が出る可能性があるので伐採しました。
3ヶ月乾燥させて、「曲り梁」には出来なかったけど、
使わせていただきました。
自分たちが考えた 現代の「古民家」です!