住宅・店舗など
ブログ
何のお話でしたっけ?!
そうそう、施工技術も含めて 内容がわからなければ
「高い」「安い」は、意味がない・・というお話しでした(笑)
わかりやすい例でお話しましょう。
この写真は、当社の近くの別荘地での写真です。
あるログハウスメーカーが分譲開発した場所ですが、
そのログハウスメーカーは廃業されて、今はありません。
(営業に差し障りがないという意味で参考にさせて頂きます)
このように、建てたメーカーが廃業されて相談するところがない
ログハウスの修繕も 当社の仕事の一部となっています。
(当社が建てた物件ではありません)
同じくらいの大きさの建物です。[1.2階で20坪]
ログの直径も同じような120㎜(国産杉、マシンカット)
分譲されたのは 今から20年ほど前でしょうか・・。
傾斜地に建てられた基礎ですが、
建物(ログハウス)本体の半分しか「基礎」がありません。
しかも「ブロック積基礎」
残りの本体部分は「土台」と呼ばれる角材を基礎代わりに回し、
「束」と呼ばれる柱と「束石」と呼ばれる独立基礎で
荷重を支えています。・・・これをA物件とします。
それに対してB物件。
同じように傾斜地に建てられていますが、
このような基礎になっています。
建物全体を「コンクリート基礎」で覆われていますね。
A物件は、いわゆる「建売」物件で販売価格が当時で
800万円だったと思います。
土地は山林をざっと造成したものですから100万円も
掛かっていないと思いますが
この傾斜地でB物件のように まともな「基礎」を作るとしたら
200万円以上かかるでしょう。
800万円から100万円(土地代)と200万円(基礎代)を引いて
そこからさらに「利益」(15%前後・・120万円))を引いたら
残りは380万円・・・。
20坪の坪単価で割ると19万円/坪くらい?
こういうローコスト住宅並みの単価ではログハウスは出来ません。
A物件のタイプを購入されたお客様では「地盤沈下」等がおこり
ログハウス自体が傾いているお客さまもおられます。
(ちなみにBタイプは当時で1300万円以上だったと記憶しています)
800万円と1300万円・・。高い安いの判断で言えば
800万円が良いですよね?(笑)
でも、本当に800万円のA物件でログハウス生活を
楽しめますか?
ログハウスも「建物」です(しかも、通常の木造よりも大量の無垢材を
使用し、施工手間もかかる 「原価がかかる」建物です)
あまり無理な価格設定をされると ログハウスは建ちませんし、
業者の 手抜きを誘発してしまうことになりかねません。・・・
ようは「安いには、安いなりの理由があるという事」です(笑)
では、未来のオーナーは何を気をつけ・・・・・あれ?
前回と同じ終末になってしまいました。(笑)
続く・・・・(引っ張りますね~~)