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湯布院は、みんなが力を合わせて立ち上がろうとしています。
大分(主に湯布院、別府)は熊本の皆さんに比べると
被害が少なかったとはいえ
「観光」を主とする(というか唯一の産業の)町としては
GW前に[1年で一番の稼ぎ時に]致命的な 打撃を
受けました。
当社も、自社の被害は「浄化槽」が割れただけに
留まりましたが、日頃、お世話になっている
ご近所のみなさんや お店、子供の同級生の家・・
名前が知れているとはいえ湯布院は人口1万人台の
小さな町です。
お互い、名前は知らなくても
「顔はどこかで見たことがあるなァ」(笑)という
知り合いはたくさんいます。
お互い励まし合って、自分にできることを
少しだけ他人の為にも力を出して 立ち上がって
いこうとしています。
もしかして湯布院の魅力というのは こういう
「前向きな人達の気質」なのかもしれませんね。
さて、そういうことで自分たちも 自分たちが出来ることで
力を発揮しようと思っています。
建築屋ですから、被害にあわれた人たちへの助言、
業者の手配や被害の確認、今後の修復工事の相談など
(息子と二人で)忙しくしています。
湯布院は観光地ですので「別荘」を建てておられる方も
多くおられます。
他のログハウスメーカーが建築して、そのメーカーが
無くなってしまったというオーナーの方々のメンテや
補修計画のご相談に乗るのも自分たちの仕事です。
また、今回の地震で「ログハウスは地震に強いって聞いたので・・」
という新規のお客様も何件もお見えになりました。
特に、被害の確認で床下や、天井・・色々な場所にもぐったり、
登ったりすると、地震(文字通り、地面が震える)の力が
どのように建物の基礎や柱や壁、屋根に伝わったのか?
どうして、この地域だけ倒壊や半壊が多いのか?
この工法の場合、地震に対してどのような耐性があるのか?
色々なことが、知識としてではなく実感として見えてきました。
これを、今後の「家造り」に役立てて、後世に伝えていくのも
自分たちの役割だなと強く思っています。
また、ログハウスは その為にもっとも適した「家」
(家族の健康、身体を守る巣という意味)だと強く感じています。
基礎が倒壊した別荘の被害を調査した後に、別荘地内に
「野生の鹿」が戯れていました。
自分には湯布院復興の姿に見えました(笑)
是非、湯布院へお寄り下さい。町中でお待ちしています!